嗜虐的に笑う傷

怠惰で愛しただけの彼女
情欲に身を委ねただけの彼
私の弱音ならさっき泣きながら走って出て行きましたが
赤い糸の先、某所にて。
逆立ちした真面目な話
虐め倒せ純情
キミが内側で破裂した
雨降る駅前、昨日のこと
影を盗まれた子供

愚行にグッジョブ
声にしたら、ちぎれた
ここでは全てが灰色
「君だけが僕にとっての色彩でした」
消え失せて・憧憬
絶対的にして孤高の、
投げつけた赤ペンキ
なんて馬鹿な背中!
石膏に爪を立てるような
見知らぬ男に甘えながら君を待つ